神仏習合
日本人に宗教を聞くと、たいていの人は、「宗教はありません。」と言います。でも、神社は、神道、寺院は、仏教です。両方に行くのはどうしてでしょう?
昔、日本人は海や山、木や岩に神様が宿ると言って社に祀ったりしていました。ところが、中国から仏教が入って来たので、仏様も神様の1人として迎えました。これが神仏習合の始まりだそうです。もともと、日本人は、神様を1つと考えていなかったので、仏様を神様の1つと信じて、神社の中に寺院を建てたのです。これを神宮寺といいます。神前でお経を読む事もあったようです。先日、七福神巡りに行ったのですが、鎌倉にある鶴ヶ岡八幡宮も初めは、鶴ヶ岡八幡宮寺と言って、神社の中に寺院があったそうです。仏教寺院は檀家を持ち、墓の管理をしているので、檀家の家族構成もよく知っていたようです。檀家は引っ越すときは、寺院から書類を貰って、引っ越し先の寺院に出していたそうです。神宮寺と人々は、今より深くつながっていたようです。
国学が盛んになって、「中国から来た仏教は、日本の宗教ではない。」とする人が多くなり、今のように、神社と寺院が別になりました。でも、神宮寺を信仰する習慣がある日本人の多くは、子供の誕生祝いのお宮参りに神社に行き、亡くなったら、寺院でお葬式をするのでしょう。私もその1人です。もちろん、ちゃんと宗教を持っている人もいますよ。
それぞれの神様たちが幸せをくれます七福神しちふくじんは それぞれ宗教が違っていました!
神奈川県の鎌倉市で七福神巡りをしてきました。
今いま、鎌倉かまくらは、NHKえ...