ここにいます｜日本語のこころ

存在文「います」「あります」

もす

むうさん、あそこに蛙かえるがいますよ。

むう

どこ、どこ？あっ、本当ほんとうだ。声こえだけ聞きこえてたけど、あんな所ところにいたんだね。

もす

「あそこに 蛙かえるがいます。」でも「蛙かえるが あそこにいます。」意味いみは、同おなじですよね？

むう

もすさんは、なんで「あそこに」ばしょを先さきにしたの？

もす

場所ばしょを教おしえようと思おもって。

むう

その気持きもちが場所ばしょを先さきにしたんだね。

もす

じゃ、何なにが鳴ないているんだろう？って話はなしてるときに、蛙かえるを見みつけたら？

むう

「蛙かえるが、あそこにいます。」

もす

マジシャンが、よく言いいますよね。

「はーい、みなさん。ここにりんごが、あります。これから、このりんごを消けしてみます。」

むう

それで、帽子ぼうしをかぶせると、りんごは、無なくなる。

もす

次つぎに帽子ぼうしを取とって「はい、りんごは、ここにありました。」

むう

この話はなしの中なかでも、マジシャンが、「ここ」って場所ばしょを強つよくく言いいたい気持きもちがあるときは、「ここ」を先さき、「りんご」を強つよく言いいたい気持きもちの時ときは「りんご」を先さきに言いっているんだね。ね。初はじめのりんごに「が」次つぎに出でてきたりんごに「は」。

もす

そんな違ちがいがあったんですね。